ミリタリーカーゴパンツの歴史とおすすめのモデルをまとめてみました
ミリタリーカーゴパンツの歴史とおすすめのモデルをまとめてみました
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ミリタリー古着の定番としてたくさんの人々から愛されているミリタリーカーゴパンツ。
ミリタリーカーゴパンツはファッション性が高く、色々なアイテムと組み合わせてコーディネートを楽しむことが出来ます。
ここではファッションアイテムとして欠かせないミリタリーカーゴパンツの歴史とおすすめのモデルを紹介していきます。
カーゴパンツの歴史
カーゴパンツと言えばミリタリーファッションの定番アイテムですが、実はこのカーゴパンツ元々は貨物船で働く労働者たちの作業着だったのです。
そもそもカーゴ(cargo)とは「貨物」という意味を持つ英単語です。
作業着だった頃からカーゴパンツは厚手の生地で作られていて丈夫なことが特徴で、また、作業しながらでも道具を持ち運べるように両膝のあたりに大きなポケットも付けられていました。
そんなカーゴパンツが軍用のボトムスとして活用され始めたのは太平洋戦争の頃なのですが、当時のアメリカ陸軍はカーゴパンツのタフな性能に目を付け、「M42 パラトルーパーパンツ」として空挺部隊に採用をして、これ以降、イギリスやフランスなど世界各国でカーゴパンツを軍用に転用することが多くなり急速に普及し始めます。
そして戦後にはカジュアルウェアとして一般の人々にも広まり、現代ではカーゴパンツはファッションアイテムとしても需要が高く、ストリートファッションの定番アイテムとして多くの人々が愛用しています。
カーゴパンツはメンズのアイテムだと思われていることが多いのですが、実際には女性のユーザーもたくさんいます。
カーゴパンツは手軽にボーイッシュ感を出すことが出来たり、トップスやアウターなどさまざまなアイテムと合わせやすいことが女性からの人気の理由となっているようです。
フランス軍の名作「M-47 カーゴパンツ」
ミリタリーカーゴパンツでメジャーなものはアメリカ軍のものが多いのですが、この「M-47 カーゴパンツ」はフランス軍に採用されていました。
ちなみにM-47とは、1947年に採用されたという意味合いを持っていて、このカーゴパンツの特徴はコットンツイル生地で作られていることと、ワイドなシルエットで設計されていることです。
M-47には時間の経過による色褪せを楽しめるコットン生地が採用されているので、同じM-47でも商品によって風合いが異なります。
これが人気の古着としてM-47が支持されている理由ではないでしょうか。
また、M-47には改良が加えられた後期モデルが存在するのですが、こちらはシルエットが細身に変更されていてスタイリッシュ感が増していて、生地が薄手になっていることも特徴で、着やすさでいうと前期モデルよりも後期モデルのM-47の方が優れていると感じます。
一本は持っておきたい定番アイテム「M-65 カーゴパンツ」
「M-65 カーゴパンツ」は日本でも愛用者が多いミリタリーカーゴパンツです。
こちらは元々アメリカ軍で採用されていたもので、6か所にポケットがあることが特徴で、ゆったり目に設計されているので着心地が良く、膝を曲げることも容易です。
そのため、このM-65はストリートダンスやスケートボードを楽しむ人々から人気があり、また、ワイドなシルエットなのでストリート系のファッションとの相性も良好です。
着こなしとしてはデニムジャケットやコーチジャケットといったアウターと組み合わせることが定番です。
まだミリタリーカーゴパンツを持っていないのなら、着まわしやすいM-65は最初の一本としておすすめですよ。
ミリタリーカーゴパンツをコーディネートに取り入れよう
ミリタリーカーゴパンツは他のアイテムとの相性が良いので、一本持っているだけでコーディネートの幅が広がります。
特にストリート系のファッションとの相性は抜群です。
また、ミリタリーカーゴパンツはヴィンテージ感を楽しめるアイテムなので、古着としても人気があります。
まだミリタリーカーゴパンツを持っていない人はぜひ、手に入れてみてくださいね。