アメリカのヒップホップスターから学ぶファッションスタイル

2020.08.16

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1970年代にNYで生まれたヒップホップは、今や世界中の人々に親しまれる身近な音楽となりました。

その影響は音楽だけにとどまらず、ヒップホップシーンで活躍するラッパー達の着用するファッションも大きな影響を与えています。

中でもカニエ・ウェストは、ファッションデザイナーとしても活躍し、トラヴィス・スコットは着用したアイテムが即完売となるほど絶大な人気を誇り、ファッションアイコンとして注目されています。

ファッションデザイナーとしても活躍するカニエ・ウェスト

ラッパー、作曲家、プロデューサー、ファッションデザイナーなど、多彩な才能を発揮するカニエ・ウェストは、ファッションアイコンとしてもその名を轟かせています。

デビュー当初はラッパーらしいストリートファッションに身を包んでいましたが、デザイナーとして活躍するようになると、高級ブランドやスポーツブランドとコラボし、細身のラグジュアリーファッションや、個性的なスポーツスタイルなど幅広いファッションを着こなすようになっていきます。

彼がデザインした服やファッションアイテムは、アメリカのみならず世界中で即完売となるほどのヒットを飛ばしています。

20歳のときにメジャーレーベルと契約し、その後カニエ・ウェスト率いるグッド・ミュージックと契約したことで一躍時の人となったトラヴィス・スコットは、ダークで独特な世界観が魅力のアーティストです。

その世界観はファッションにも反映され、ヒップホップらしいオーバーサイズのファッションから、ラグジュアリーなストリートスタイルまで、幅広いファッションを彼らしいカラーで着こなします。

NIKEとコラボしたスニーカーは即完売となるほどの人気を集め、リカルド・ティッシやDIORとジョーダンブランドのコラボレーションによる『AIR DIOR』の広告に登場するなど、ファッション業界からも引っ張りだこのトラヴィスのファッションは今後も要チェックです。

1993年にリリースされた1stアルバムが全米ビルボードチャートで１位を記録してから、次々とヒット曲を生み出してきたスヌープ・ドッグは、今や西海岸ラップ界の重鎮と呼べるほどの存在です。

彼の独特な声や気だるそうな歌い方は多くの人を魅了してきました。

ギャングスタラップを歌う西海岸出身のラッパーらしいファッションスタイルが主流で、時にはチェックシャツでギャングっぽく、そして時にはスーツスタイルのマフィア風など、時代と共に様々なスタイルを披露してきました。

特にストリートスタイルはお手の物で、青や赤、白や黄色などの明るいカラーを絶妙なバランスで取り入れるセンスの良さは参考にしたいところです。

クリス・ブラウンは、16歳でファーストアルバム「クリス・ブラウン」をリリースし、全米No.1アルバムとシングルでもNo.1を記録、その後も様々なアーティストとコラボレーションしてヒットを飛ばし続け、グラミー賞など数々の栄誉ある賞を獲得してきました。

音楽活動だけでなく自身のファッションブランド「Black Pyramid（ブラックピラミッド）」も立ち上げ、デザイナー、歌手、ラッパー、ダンサー、俳優などマルチな才能を発揮して活躍しています。

彼のファッションはカラフルなアイテムや、派手な柄のアイテムを大胆に取り入れるのが特徴で、ヒップホップスタイルだけでなく、ロックスタイルなどのファッションも着こなします。

ネックレスやキャップを使って個性的な雰囲気を演出するのも得意で、参考にしたくなるファッションセンスの持ち主です。

ヒップホップがこの世に誕生してからは、人々の生活だけでなくファッションにも大きな影響を与え、そして時代と共に変化していきました。

いつの時代も彼らからはヒップホップへの愛が感じられます。

自分自身を表現するアイテムでもあるファッション、彼らの着こなしを参考に、自身のスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。