古着を長持ちさせたい!革ジャンをカビから守るためのお手入れ方法
古着を長持ちさせたい!革ジャンをカビから守るためのお手入れ方法
この記事を読むための時間:5分
古着が大好きで普段からよく着ているという方もいるかもしれません。
しかし、普段のお手入れが悪いせいか、すぐに古着をダメにしてしまうという方もいるでしょう。
古着を長持ちさせるためには、普段からこまめにお手入れしてあげることが大切です。
今回は特にお手入れの仕方が難しいと悩む人が多い、革ジャンやライダースのお手入れ方法を詳しく紹介していきます。
革ジャンやライダースはなぜお手入れが必要?
革ジャンやライダースを、他の洋服と同じような間隔で保管している方もいるかもしれませんが、革ジャンやライダースなどの革製品は、湿気や汚れに弱いという特徴があります。
全くお手入れをせず普通に保管しておくだけだと、カビが生えてしまう可能性があるので注意してください。
革ジャンを洗濯した後、しっかり乾燥させずにタンスに長期間保管すると、取り出した時にカビだらけになっているというケースも少なくありません。
また、湿気が多い日や雨の日に革ジャンで外出し、そのままの状態で保管しているとカビが生えやすいので、帰宅したらすぐお手入れしてあげる必要があります。
湿気だけではなく汚れにも注意しましょう。
見た目は綺麗でも、革ジャンを着て生活していると色々な汚れが付着します。
食事をしている時の食べかす、ホコリなどをそのままにしておくと、革を痛めてしまいますし、そういった汚れはカビの餌になり、カビを繁殖させる原因にもなるので注意しましょう。
お手入れをするかしないかで寿命は大きく変わるので、大切な革ジャンやライダースを長持ちさせるためにも、定期的なお手入れが必要になるというわけです。
お手入れする時に知っておきたいことはある?
#お手入れに必要なアイテムは?
革ジャンなどの古着をお手入れする時、必須アイテムになるのがブラシです。
ブラシといっても、普段ヘアセットする時に使っているブラシではありません。
プラスチック製の硬いブラシを使ってしまうと、革を痛めてしまいます。
革製品のお手入れに向いているのは馬の毛で作られたブラシで、馬の毛は非常に柔らかく密度もあるため、革についた汚れを落とすのに向いています。
ブラシと合わせて用意しておきたいのがクロスです。
ブラシでは落としきれない細かな汚れも、クロスを使って綺麗にすることができます。
クロスも素材が重要になりますが、革用のものが売られているのでそれを使うとよいでしょう。
革は乾燥しやすい素材なので、お手入れで定期的に油分を補給してあげる必要があり、その時に使うのがレザークリームと呼ばれオイルなのですが、こちらも色々な商品が販売されています。
おすすめなのはミンクオイルです。
ミンクオイルは防水性が高く、革にしっかり浸透してくれるのでお手入れアイテムとして最適です。
湿気から守るために防水スプレーも用意しておいたほうがよいでしょう。
防水スプレーを外出前に革ジャンにつけておけば、湿気や雨から革を守ってくれるので長持ちしやすくなります。
#お手入れする頻度について
こまめにお手入れしてあげることで革ジャンは長持ちしますが、毎日やる時間がないという方もいるでしょう。
実際のところ、お手入れは毎日すればよいわけではなく、オイルを塗りすぎてしまうと逆に革を痛めてしまいますし、適度に行うことが大切です。
革ジャンのお手入れは、1年に2回を目安にしておくとよいでしょう。
半年に1回ということになりますが、せっかくなら季節の変わり目にお手入れすることをおすすめします。
春に着たら1回メンテナンス、秋にもう1回メンテナンスしてあげれば十分ですし、それほど頻繁に革ジャンを着ないという方は、1年に1回程度のお手入れでも十分長持ちさせることができます。
革ジャンお手入れ方法を紹介!
革ジャンのお手入れでまず行っておきたいのがブラッシングです。
ブラッシングをすることで、革の表面についた汚れを落とすことができ、これをしておかないと、汚れがついたままオイルや防水スプレーを塗ることになってしまいます。
上から下に優しく撫でるようにブラッシングしてあげましょう。
ブラッシングすると汚れが落ちるだけでなく、光沢が出てくるのでそれを目安にブラッシングしてください。
汚れを落とそうとするとついつい力が入ってしまうものですが、柔らかい馬毛のブラシを使っていても、あまり力を入れ過ぎると革を痛めてしまいますので注意してください。
ブラッシングで落としきれない汚れがあった場合は、タオルやクロスを使って革の表面を磨いてください。
ちょっとした汚れなら、専用のクロスで軽く磨くだけで落とすことができ、これだけで汚れが落ちないなら、レザー用の汚れ落としローションを使うのもおすすめですし、もしもローションがない場合は、タオルをぬるま湯につけてから拭くのもよいでしょう。
ただし、革は水分に弱いので固く絞ってから汚れを拭き取るようにしてください。
汚れを綺麗に落とせたら、次はオイルを革に塗っていきます。
クロスやタオルにミンクオイルを取り、それを革ジャンに塗ってください。
これは汚れを落とす目的ではなく、革に油分を補給するために行うものですので、強くこすりつけるのではなく、オイルを革に優しく叩き込むようにしてください。
肌に化粧水を馴染ませるような感覚で行うとよいでしょう。
オイルを塗り込んだら、革ジャン全体に防水スプレーを吹きかけます。
ムラになりやすいので、スプレーを近づけ過ぎず、30cm程度離して吹きかけ、裏側や細かい部分などにもしっかりスプレーするようにしてください。
防水スプレーは1回吹きかけた後乾かして、もう1回吹きかけるとよいです。
最後にクロスを使って全体を拭いてあげればお手入れは終了です。
お手入れが終わったらすぐにタンスにしまうのではなく、1日部屋干ししてください。
革は日光に弱いので、日が当たらない場所を選びましょう。
革ジャンのお手入れをする時に注意することは?
#保管場所にも気を配ろう
どんなに適切なお手入れをしても、保管方法を間違ってしまうと長持ちさせることができません。
革ジャンの保管方法で一番気をつけなければならないのが、湿気と日光です。
革は湿気に弱いため少しでも風通しのよい場所に保管することが大切で、また、同じ場所に長期間保管しておくとどうしても湿気やすくなるので、1~2ヶ月に1回はタンスやクローゼットから出して、空気に触れさせてあげましょう。
直射日光に当たると革が傷んでしまうので、日の当たる部屋にそのまま出しておくのはよくありません。
必ず日の当たらない場所を選んで保管してあげてください。
クローゼットにしまう時も、ビニールをかけておくとよいでしょう。
#オイルを塗る時の注意点
革にオイルを塗って保湿してあげることは大切ですが、たくさん塗ればよいというものではありません。
オイルをベタベタに塗ってしまうと汚れがつきやすくなり、革を痛める原因になります。
特に湿気の多い時期にオイルを塗りすぎてしまうと、カビが生えやすくなることもあるので注意しましょう。
また、革には色々な種類があり適切なオイルも変わってきます。
素材はもちろん、色合いによってもオイルを塗った後の仕上がりが変わります。
オイルを塗ると色合いが変わってしまうこともあるので、まずは革ジャンの裏側など目立たない部分に試し塗りして、仕上がりをチェックしておくとよいです。
適度にお手入れをして大切な古着を長持ちさせよう!
革ジャンやライダースなど、大切な古着は少しでも長持ちさせたいものです。
そのために必要になるのが普段のお手入れです。
他の洋服よりもメンテナンスが少し面倒かもしれませんが、その分こまめにお手入れしてあげれば長持ちしますし愛着も湧いてきます。
今回紹介したお手入れ方法や注意点などを参考に、大切な革ジャンをメンテナンスしてみてください。